カラーアルマイト 概要
展伸材のようなカラーアルマイトをアルミダイカストでも実現できないかという要望は多数ありました。しかし、アルミダイカストのアルマイトは、薄いグレーからグレーの色調となり、装飾面はおろか皮膜自体の皮膜厚さ、硬さ、耐食性のどれを取っても展伸材に比べて劣ってしまいカラー化することは難しいとされてきました。
当社ではこれまで培ったノウハウを活かし、アルミダイカスト用のカラーアルマイト処理を実現いたしました。当社のアルミダイカスト用カラーアルマイトは、JIS規格の展伸材のアルマイトと比較して80~90%の性能を発揮することができ、更に装飾用として半光沢～光沢系のカラー化にすることが可能です。
カラーアルマイト 特長
対応可能色：素地色、白、黒、赤、青、緑など
半光沢～光沢系（※合金種等によって異なります）
カラーアルマイト 用途
装飾用部品等
カラーアルマイト 対応可能な材質・大きさ
- アルミニウム鋳物：AC1A、AC2A、AC2B、AC3A、AC4A、AC4B、AC4C、AC4D、AC4DH、AC5A、AC8A、AC8B、AC8C、AC9A、 AC9B
- ダイカスト：ADC3D、ADC10、ADC12、ADC12Z、ADC14
- 展伸材向けアルマイトはこちら
カラーアルマイト 特記事項
- 素地色、白系は湯じわ、湯流れの跡が見られ、金型に依存する傾向があります。
- 本処理を行うためには、工程上における様々な課題を1つずつクリアにしていく必要がございます。つきましては本処理を依頼する場合は、開発、設計段階から当社へご相談いただければと思います。
