硬質アルマイトは目的別に材料が決められているので硬質アルマイトに適した材料というのはないのですが、質問の趣旨は要求性能が出やすく満足し、低コストで、皮膜厚さが安定している材料はなにかという質問と考えると
性能が出やすい ←———————-→ 性能が若干下がる
- 展伸材では5000系=6000系=1000系>2000系=7000系
- ダイカストではADC5,6>ADC10,12
- 鋳物ではAC7A>4C,4CH,4D>1A>3A=2B>8B
- しかしながら、同じA6061材においても厚板の切削材は80μm以上のの厚膜でも処理に問題はないが、圧延材の薄板においては80μm以上を処理するのに技術が必要とされる。
- 合金名は同一でも、製造メーカーが変わると色調に変化が生ずるので、必要によってはメーカー名も指定することになる。
- 同様に各材料においても使用方法により同一材料でも問題が発生することがありますので、不明な事はご相談頂ければ解決いたします。
◎ちなみに、弊社では全ての材料の硬質アルマイトが可能です。