- 展伸材の硬質アルマイト表面は機械加工に対応して皮膜が成長するので鋳物、ダイカストに比べて平滑であり、面粗さが小さい傾向にあります。
- 下記の写真は展伸材、ダイカスト、鋳物の断面写真を撮ったものです。
- A5052材の断面写真と、AC4C,C12の断面写真を比較すると、合金成分、鋳造方法により表面の粗さが変わることが解ります。A5052材の皮膜は切削面に平行にあり、ADC12の皮膜は全体が凹凸になり、AC4Cはケイ素の針状結晶部位だけ面があれる傾向にあります。
- AC4CとADC12の写真中の白い斑点はケイ素が皮膜中に存在している状態です。